京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS

2023/12/2~12/4 ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2023/11/26
シリーズ注目選手

川口 満宏 東京・56歳
優勝戦線食い込む38年目大ベテラン
デビュー38年目の大ベテランだが、地元のリーダーとして、別線勢の前に立ちはだかる。近況は好調で、10月富山では1①❷ 。決勝も前が不発の苦しい展開の中、直線外を鋭く伸び、着差はわずか4分の1輪だった。その後も堅実に1着を取っており「地元3割増し」で優勝戦線に食い込んでくる。

小池 千啓 栃木・25歳
来期いよいよS級昇格の関東ホープ
21年5月のデビュー以来、着実に力を付け、来期はいよいよS級に昇格する関東のホープ。近況もほとんどのレースでバックを取る積極性が光っている。ミッドナイトの得点上位者ということで好枠は約束されており、3日連続の前受け、突っ張り先行で別線を完封してみせるか。

稲村 成浩 群馬・51歳
タテ足健在チャンスは逃さない
A級戦とはいえ、まもなく52歳になる今でも、勝ち上がり戦で1着を取っているのは立派。目標選手さえしっかりしたレースをしてくれれば、直線は往年のタテ足を伸ばしてくる。そういった意味では、関東同士で先行意欲が旺盛な小池千啓の参戦は大きい。チャンスは逃さない。

丸山 直樹 埼玉・38歳
追走技術にタテ足備え安定の走り
S級だった前期はさすがに苦戦したが、A級に戻った今期は毎開催、安定した走りを見せている。追走技術には定評があり、目標が不発の時でもコースを探して突っ込めるタテ足も備えている。関東ラインで小池千啓や稲村成浩と連係しながら、上位進出を虎視眈々(たんたん)と狙う。

岡部 芳幸 福島・53歳
堅実に車券絡む00年ダービー王
今期、来期と連続でA級暮らしとなるが、そこは00年のダービー王。1着こそ少なくなったものの、堅実な走りで車券にはしっかり絡んでいる。来々期のS級復帰を目指して、ここも決勝進出だけは外せない。北日本ラインで藤根俊貴を目標に直線でシャープに差し足を伸ばす。

藤根 俊貴 岩手・28歳
S級で決勝進出ある舞台で復活示す
機動力は今開催でも1、2を争うが、近況はやや物足りない成績が続いている。19年にS級に特昇して以来のA級戦で、相手の自力型の特徴がつかみ切れていないのかもしれない。とはいえ、S級復帰する来期に向けてそろそろリズムアップしたいところ。S級でも決勝進出がある当地で復活ののろしを上げる。

佐々木 和紀 神奈川・26歳
「勝つ競走」こだわり狙うはVだけ
龍、真也の2人の兄の背中を追いかけ、日夜奮闘している。11月の松戸では、逃げ、まくり、まくりの3連勝で、今年初Vを飾った。「勝つ競走」とコメントするように、勝利にこだわって走るスタイルは、ファンにとって車券が買いやすいタイプ。今開催もVだけに照準を合わせる。

加賀山 淳 千葉・39歳
寒くなるにつれ調子上げるパワフル先行
今期は11年後期以来、12年ぶりにA級に降格した。降格初戦の地元松戸こそ完全Vを飾ったが、その後はA級の流れにやや戸惑っているか。そうはいっても底力は屈指で、もともと寒くなるにつれて調子を上げるタイプでもある。持ち前のパワフルな先行、まくりで好勝負必至だ。

栗本 尚宗 千葉・29歳
スケール大きい先行でラインを勝利に導く
失格が重なり昨年後期には3班(チャレンジ)降班の憂き目に遭ったが、実力そのものは初日特選クラス。チャレンジ戦は言うまでもなく、1、2班戦に復帰した今年も、そのスケールの大きい先行、まくりでラインを勝利に導いてきた。10月に1①❺ だった当地で、今開催も激走する。

松坂 英司 神奈川・49歳
S級復帰の来期へ復活足がかりつかむ
近況は、安定はしているものの、実績から考えると、自身もファンも納得できる内容とは言えない。11月の松戸決勝も、優勝した同県佐々木和紀のダッシュに離れて4着と残念な結果。S級に復帰する来期をにらみ、佐々木、加賀山淳、栗本尚宗らを目標に復活の足がかりをつかみたい。
更新時期
毎開催(節)ごとに更新されます。