京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS

2023/10/11~10/13 ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2023/10/3
シリーズ注目選手

寺沼 将彦 東京・31歳
エースとして兄として負けられない
エースとして地元の牙城を守る。近況はすっかり追い込みに脚質変換し、A級に降格した今期は優勝1度を含めて、安定した戦いぶりを見せている。弟2人は現在S級で、兄としてここで負けているわけにはいかない。関東連係で吉田昌司の番手から優勝だけに照準を絞っていく。

菅原 大也 神奈川・32歳
A級20場所で優勝8度の圧倒的パワー
今年1月、3年ぶりにA級へ陥落した後は、毎開催のようにパワーの違いを見せつけ、ここまで20場所走って優勝8度(単発レースを除く)。まくり、カマシを主体に自在な走りで勝ち星を量産した。今開催も、同県はもちろん、静岡、千葉を含めた南関東勢の看板として大きな役割を担う。

吉田 昌司 茨城・26歳
A級7場所全て決勝進出の安定感
現状の成績では兄の拓矢、弟の有希にやや後れを取っているが、持っているポテンシャルは負けてはいない。A級に降格した今期は7場所走り全て決勝に進出し、直前の函館で優勝と安定感は抜群。関東連係で地元寺沼将彦を連れ、別線の機動型を力でねじ伏せるか。

西浦 仙哉 三重・49歳
8月玉野で2場所連続完全Vの底力
大ベテランの域に達した今でも、自力主体のレースは若々しい。A級に降格した今期は7月立川、8月玉野で2場所連続完全Vを飾るなど、随所に底力を見せている。中部で疋田力也がいれば番手を回り、いなければ同県の上田裕和らと連係しながら、優勝戦線に食い込む。

疋田 力也 愛知・22歳
S級昇格目前の有望株が京王閣初登場
かつて、差し足鋭いマーカーとしてG1戦線で活躍した疋田敏(59期、現A級1班)を父に持つ。デビュー以来、じわじわと力を付け、いよいよS級昇格も目前だ。ダッシュも悪くないが、後がかりする強地足が最大の武器。初登場の京王閣でどんな走りを見せるのか、注目したい。

上田 裕和 三重・42歳
定評あるマーク技術で上位食い込む
派手さはないものの、マーク技術には定評があり、確実に上位に食い込んでくる安定株。現状、S級ではさすがに壁があるものの、A級では目標さえいれば車券に絡む確率は高い。中部で疋田力也、西浦仙哉らと連係しながら、決勝進出、そして今年初優勝を虎視眈々(たんたん)と狙う。

石橋 慎太郎 静岡・40歳
V経験ある京王閣で鋭く突き抜けるか
天性のダッシュ力を武器に、かつてはG1戦線でも活躍したベテラン。ここ数年、S級では目標不在で自ら局面を打開しなければならないケースも多かったが、A級に落ちればその心配はない。南関ラインで菅原大也と連係し、優勝経験もある京王閣バンクで差し足鋭く突き抜けるか。

枠元 一葵 福井・24歳
2場所連続で決勝進出と復調目立つ
一時期は調子を崩していたが、夏以降はだいぶ復調してきている。最大の武器は長い距離を踏めるところで、近況はほとんどのレースでバックを取る積極性も光る。現在、2場所連続で決勝進出と、壁だった準決もクリアできるようになってきた。中近ラインの命運を握る1人だ。

奥井 迪 東京・41歳
パワフルな走りは児玉碧衣も尊敬
言わずと知れた地元の看板。ホームバンクは立川だが、京王閣も思い入れの強さは変わらない。年齢を重ねたが、相変わらずレースを引っ張り、支配する姿は美しい。あの児玉碧衣も尊敬してやまないパワフルな走りで、今回もファンを魅了しつつ、当地4度目の優勝を成し遂げる。

山原 さくら 高知・30歳
昨年ガールズGP準優勝の有力優勝候補
今年も平場の安定感は抜群で、ここまで優勝9度。まくりを主体に、先行も厭わない積極性が最大の持ち味だ。昨年のガールズGPは準優勝と頂点にあと1歩のところまで迫った。京王閣は久々になるが、直近の19年8月など、過去に完全Vが4度。有力な優勝候補だ。
更新時期
毎開催(節)ごとに更新されます。