京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS

2023/2/21~2/23 FC東京杯&創刊75周年デイリースポーツ杯(FI)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2023/2/13
シリーズ注目選手

鈴木 竜士 東京・29歳
心優しきレーサーがバンクでは勝負の鬼と化してさばく
17年ヤングGP覇者が主役の座を譲らない。今節は20年5月に茨城から東京に移籍後、まだない新天地での優勝がノルマ。ひとたび自転車を降りれば、慈善活動にいそしむ心優しきレーサー。バンクでは勝負の鬼と化してさばく。

大森 慶一 北海道・41歳
どこからともなくゴール線に飛び込む切れ味が武器
デビュー前から世界選に挑んだアスリートは円熟の域に達した。武器は、どこからともなくゴール線に飛び込む切れ味。目標と離れることなく、番手や3番手をこなすばかりか、前団がもつれると自力を出す。混戦番組で真価を示す。

原田 研太朗 徳島・32歳
息を吹き返したスピードスターがうなりを上げる
19年にS級最多47勝を挙げたスピードスターが息を吹き返した。自力と追い込みの使い分けに悩んだ頃とまるで別人。昨年10月京王閣G3から自力一本で戦うことを明言し、今節はその思い出の地でダッシュがうなりを上げていく。

中村 圭志 熊本・42歳
さばきに定評があり、直線でもぐいっと伸びる
さばきに定評があり、直線でもぐいっと伸びる。機動型からマークを外さないよう、ダッシュを強化した成果が表れてきた。来年秋にリニューアルされる熊本バンクで、次々と出現する同県の後輩と好連係を夢見る。今節もしぶとさを発揮するか。

田中 晴基 千葉・37歳
切れ味ある踏み出しで目標を追い、別線を止める
南関の追い込み屋としてじわりとその地位を上げている。長らく先行した経験から、機動型を思いやる気持ちは人一倍。切れ味ある踏み出しで目標を追い、別線の巻き返しを軽快に止めるシーンが多い。今節も仕事ぶりから目が離せない。

山下 渡 茨城・39歳
競走得点以上の底力でV戦線をにぎわせる
輪界の「意外性の男」だろう。ある時は追走さえ困難な機動型にぴたりと続いて差し切り、ある時は競り込む相手をいなして番手を死守する。競走得点以上の底力がある。今節はビッグネームが不在とあって、V戦線をにぎわせる。

山根 将太 岡山・25歳
リズムを上げて迎える今節は見せ場がたっぷり
S級1班に初昇格した今期は、13走してバック先制が10度と徹底先行ぶりが目立つ。直前の2月いわき平は準決で坂本貴史、決勝では渡辺一成を後方に追いやり先着。レース勘がさえ、リズムを上げて迎える今節も見せ場がたっぷりだ。

原 誠宏 香川・37歳
今節はメンバーが軟化しチャンスで要注目
番手でも3番手回りでもしっかりさばき、目標の仕掛け次第では伸びを発揮する。常に、いい展開をものにする備えがある。昨年11月福井の決勝2着からヒットがないが、今節はメンバーが軟化しチャンス。穴党でなくても注目したい。

中田 健太 埼玉・32歳
埼京ラインを引き締める参謀として奮闘する
上半身を沈み込ませ、お尻を突き上げるような乗車フォームは、ペダリングの効率をレジェンド神山雄一郎からも高く評価される。踏み出し、伸びと鋭く、さばきもしっかり。今節は埼京ラインを引き締める参謀として奮闘する。

嶋津 拓弥 神奈川・36歳
追い込みの腕も上げ、オールラウンダーとして進化中
1月伊東で今年初優勝を飾るなど勝負強さが光っている。かつてトライアスロンで鍛えた心肺や根性に、平塚バンクで高めたスピードが加わり、後方で見せ場なしの展開が減った。追い込みの腕も上げ、オールラウンダーとして進化中だ。
更新時期
毎開催(節)ごとに更新されます。