京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS

2022/11/14~11/16 恩田繁雄杯&ムサシノ製薬杯&スポーツニッポン杯(FI)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2022/11/3
シリーズ注目選手

坂本 貴史 青森・33歳
逃げ、まくり、差しを使い分ける器用さ
今年は8月函館でG3を初制覇するなど、充実の日々を送ってきた。逃げ、まくり、差しと展開に応じて使い分けられる器用さがあり、確実に中団以内を確保する位置取りのうまさも光る。「タイトルを取るために」日々、努力を重ねており、今後のビッグレースにつながる走りをしてみせる。

小倉 竜二 徳島・46歳
随所でいぶし銀の走りを披露する
年齢的にはすっかりベテランの域に入ったが、そのレースぶりは衰え知らず。番手の仕事をきっちりこなしつつ、前をしっかりとらえる走りは円熟味を増すばかりだ。今年はまだビッグレースでのヒットはないものの、G3、F1では確実に決勝に駒を進めている。今回も随所でいぶし銀の走りを披露する。

武藤 龍生 埼玉・31歳
関東のマーカーとしての地位を築く
派手さはないものの、年々、関東のマーカーとしての地位を築いている。日本選手権(ダービー)で決勝5着に入った昨年に続き、今年は9月の名古屋G2共同通信社杯で表彰台(3着)に上がるなど、ビッグレースでも存在感は増してきた。今回も地元関東勢の軸として車券から外せない。

雨谷 一樹 栃木・32歳
ナショナルチーム仕込みのスーパーダッシュ
今年は優勝こそ地元F1の1回だけだが、ナショナルチーム仕込みのスーパーダッシュで随所でファンを魅了している。京王閣は7月F1で走ったばかりで、この時は準決2着、決勝4着とまずまずの成績だった。武藤龍生、河村雅章、佐々木悠葵らと連係して、地元関東の牙城を守る。

嵯峨 昇喜郎 青森・23歳
積極性は今開催のメンバーでも1、2を争う
一時期調子を崩していたが、今年に入ってかなり復調してきた印象を受ける。4月地元青森(9着)、8月函館(7着)とG3でも決勝に進出。来期のS級1班復帰も決まった。ほとんどのレースでバックを取る積極性は今開催のメンバーでも1、2を争う。晩秋の京王閣でも、北日本の大砲として風を切る。

阿部 力也 宮城・34歳
ヨコのさばき、タテの切れともに冴え渡る
近年、北日本屈指の追い込み選手としての地位を確立した。今年も抜群の安定感を見せており、3月名古屋G3では4連続2着で準優勝、10月松山G3でも準優勝と、ヨコのさばき、タテの切れともに冴え渡っている。今開催は嵯峨昇喜郎、坂本貴史といった頼もしい目標もいるだけに、有力な優勝候補の1人だ。

佐々木 悠葵 群馬・27歳
勝率5割、連対率7割5分とハイアベレージ
直前の当地G3で決勝進出(4着)したことは記憶に新しい。持ち前のダッシュ力を生かして初日から1、2、2着と車券に絡んで見せた。準決は番手まくりで2着だったとはいえ、あの新田祐大を破ってのものだけに価値がある。当地はデビュー以来、勝率5割、連対率7割5分とハイアベレージ。好勝負必至だ。

河村 雅章 東京・39歳
「地元3割増」最低でも決勝進出は外さない
ホームバンクは立川だが、京王閣でも地元エースとして臨む気持ちに変わりはない。当地は昨年12月F1で2<2>(7)。19年にはG3で12<2>(4)と決勝進出しているように「地元3割増」を地でいくタイプだ。雨谷一樹、佐々木悠葵、武藤龍生と関東の仲間も多く、最低でも決勝進出は外さない決意だ。

山根 将太 岡山・25歳
今開催も果敢な走りっぷりに注目
岡山が誇る119期の新星が京王閣に初登場する。中大時代の19年インカレの1キロタイムトライアルで大学新記録をたたき出した逸材は、プロ入り後も着実に成長。昨年10月にS級に特昇すると、今年3月の地元玉野G3では堂々の決勝進出(9着)と素質の片りんをのぞかせた。今開催も果敢な走りっぷりに注目だ。
更新時期
毎開催(節)ごとに更新されます。