京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS

2022/12/12~12/14 後閑信一名輪会杯&創刊150周年報知新聞社杯(FI)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2022/12/4
シリーズ注目選手

小森 貴大 福井・33歳
スピードを生かした先行やまくり
野球から転向し、デビュー6年目に差しかかった今年はG1に自身最多の3度出場と経験を積んだ。前団のペースが緩んだら仕掛ける精神で、スピードを生かした先行やまくりの威力は増すばかり。今節も西日本の先陣として存在感を示す。

坂本 貴史 青森・33歳
11月に続いて当所連続Vへ力が入る
切れのいい中団まくりや差し勝負が増え、同時に淡泊な走りが影を潜めた。8月に念願のG3初制覇を飾り、以後もグレード戦線で見せ場を作る。同門の新山響平のG1優勝は何より発奮材料。11月に続いて当所連続Vへ力が入る。

竹内 智彦 宮城・45歳
前で仕掛ける機動型から頼られる堅実なさばき
春先に腰椎ヘルニアが癒え、夏場にフォームを見直してから踏み出しや伸びが鋭くなった。堅実なさばきも、前で仕掛ける機動型から頼られる要因。10月平塚を制し、11月富山G3で決勝2着と、うなぎ上りのリズムで今節を迎える。

柿澤 大貴 長野・33歳
自在型から追い込みに転向して勝負強く
数でも質でも劣勢の甲信越ラインを分厚くしようと懸命だ。レースでは、自在型から追い込みに転向して勝負強く、日ごろは同県で伸び盛りの菊池岳仁や中嶋宣成らに細かい技術を教え込む。義理人情に厚い好漢が、関東の用心棒になる。

竹内 雄作 岐阜・35歳
何度も力走した当所で真価を見せる
並走や前と車間を詰める技術を欠き、すぐに後方に下がる嫌いはあるが、そこから繰り出すダッシュは超一流。難なく出切れば、絶妙なペース駆けから別線を封じるどころか、番手選手までも酔わせる。何度も力走した当所で真価を見せる。

神田 紘輔 大阪・36歳
好目標がないケースこそ腕が鳴る
今年は全日本選抜を除く5度のG1出場を果たし、すっかり近畿ラインの顔になった。踏み出し、さばきと進化し、番手や3番手の役割をそつなくこなす。このまま名マーク屋の道を歩むべく、好目標がないケースこそ腕が鳴る時か。

永澤 剛 青森・37歳
調整不足でも位置なりの走りを展開
先のG1競輪祭ではしぶとさが光った。防府G3決勝の落車で頸椎(けいつい)を強打し、調整不足でも位置なりの走りを展開。そして5日目選抜戦で白星とリズムを上げた。2週間ほど調整期間がある今節は、完調に近づけてくるはずだ。

中野 慎詞 岩手・23歳
仕掛けは力強さとともにスムーズさが目立つ
24年パリ五輪を目指すスピードスターは、養成所を早期卒業からデビュー無傷30連勝と輪界の話題を独占してきた。ライン決着を念頭に、そこから逆算しての仕掛けは力強さとともにスムーズさが目立つ。6度目のS級優勝へ突っ走る。

渡部 幸訓 福島・39歳
デビュー19年目で切れや伸びは最高潮
アラフォーが輝きを増している。デビュー19年目で切れや伸びは最高潮。BMXで悪路の乗り込みを取り入れ、レースでさばく腕も上げた。連係が予想される中野慎詞とは既に差してのワンツーがある。強固な本線として信頼に応えたい。

眞杉 匠 栃木・23歳
主導権取りへの思いにぶれはなし
乱れたリズムは、酸いも甘いもかみ分けた地で修正したい。京王閣は昨年5月日本選手権でG1初優出を果たし、今年10月G3では失格した。その後の競輪祭でも失格。もちろん、主導権取りへの思いにぶれはなし。逃げっぷりに注目だ。
更新時期
毎開催(節)ごとに更新されます。