京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS
2021/3/11~3/13 京王電鉄杯&東京スポーツ杯(FI)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2021/3/4
シリーズ注目選手
雨谷 一樹 栃木・31歳
後輩との強力連係で上位独占
ナショナルチームのチームスプリント第1走として世界を相手に戦ってきたダッシュ力は、今回のメンバーでも1、2を争う。同時に、引けない展開になれば別線分断もいとわないヨコの強さと自在性も併せ持っている。後輩の真杉匠と強力な栃木ラインを組み、上位独占を狙う。
飯野 祐太 福島・36歳
地元記念V逸の雪辱を狙う
直前の地元いわき平G3では悲願の優勝こそならなかったが、きっちりと決勝進出(4着)を果たした。京王閣はF1優勝もあり、相性は上々。地元戦に向けてやってきた練習の成果が、その地元戦ではなく次の開催で出るというのは競輪界の“あるある”。今年初Vがあっても全くおかしくない。
大槻 寛徳 宮城・41歳
ダービー決勝進出の地で躍動
まくり兼備の追い込み選手として、グレードレースでも年々存在感が増している。今年は年明けのいわき平で優勝と好スタートを切り、2月川崎全日本選抜でも2勝と好調をキープ。15年の日本選手権で決勝進出(7着)した思い出深い京王閣バンクで躍動する。
岡村 潤 静岡・39歳
南関屈指のマーカーに成長
確かな追走技術、ヨコの強さ、そしてタテの切れと、今や南関で1、2を争うマーカーだ。2月川崎全日本選抜は予選で敗退したものの、2日目から1、2、2着と、しっかりとファンの車券に貢献した。今開催もリーダーとして南関ラインをまとめ、自らも優勝を目指す。
小原 太樹 神奈川・32歳
目標不在の番組では自力も
18年に地元川崎G3を勝ち、19年には岸和田高松宮記念で決勝進出(3着)している実力者だ。近況は目標がない番組になることも多く、自力を出すシーンが増加。2月の地元平塚最終日には打鐘から先行し、自ら別線を止めて逃げ切っている。岡村潤と連係して上位進出を目指す。
宿口 陽一 埼玉・36歳
まくりの威力は屈指の存在
安定感はいまひとつながら、S級S班も撃破できるだけの高いポテンシャルの持ち主。2月奈良G3では2予と準決で2勝を挙げて決勝進出(7着)を果たすなど、まくりのスピードは今開催でも屈指だ。地元埼京勢がやや手薄なだけに、この選手にかかる期待は大きい。
吉田 敏洋 愛知・41歳
弟子の卒記Vは大きな刺激に
今年も地元豊橋G3を浅井康太のまくりを利して制するなど、中部の重鎮としての存在感は相変わらずだ。番手を回ることも増えてきたが、基本は先行、まくり。先日、弟子の西脇美唯奈(みいな)が120期(ガールズ10期)の卒記クイーンに輝き、大きな刺激を受けての参戦だ。
渡邉 一成 福島・37歳
7車に慣れて安定感が光る
ワールドクラスのダッシュ力はナショナルチームを離れても衰え知らずだ。7車立てへの対応に迷いを感じる時期もあったが、今はその不安はない。今年は既にF1で優勝2度。2月川崎全日本選抜でも2勝を挙げるなど安定感は今回のメンバーでも上位。有力なV候補だ。
伊代野 貴照 奈良・40歳
今年初Vの勢いは軽震禁物
公式戦の勝ち星もあるプロ野球阪神タイガースの元投手。先月の前橋で今年初優勝を飾っており、勢いに乗っている。中井太祐のまくりをゴール前で差し切る完勝で、予選から調子の良さが光っていた。追い込み主体ではあるが、目標がいなければ自分で戦う自在性も兼備。軽視は禁物だ。
眞杉 匠 栃木・22歳
5月の大舞台へ弾みつける
113期の期待の星は、昨年7月の地元宇都宮でS級初優勝を飾ると、今年は2月高松G3で決勝進出(8着)。その決勝は117期の大型新人・町田太我を突っ張り切る快走だった。5月に京王閣で行われる日本選手権出場も決まっており、大一番に向け、最高の弾みを付けたいところだ。
更新時期
毎開催(節)ごとに更新されます。