京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS
2020/10/24~10/27 京王閣記念ゴールドカップレース(GIII)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2020/10/17
シリーズ注目選手
鈴木 竜士 東京・26歳
自在タイプとして新境地開拓
今年5月に茨城から東京へ移籍して初めて挑む地元G3。当所はS級初優勝を飾ったバンクでもあり、テンションが上がる。戦法は逃げ、まくり、さばきとオールラウンダーぶりが板に付いた。直前の小田原で完全Vと勢いも戻った。
太田 竜馬 徳島・24歳
スランプから脱して上昇気配
四国のホープが再び上昇気流に乗ってきた。落車禍や腰痛によるスランプを脱出し、持ち前のスピードが戻った。7月玉野を制するなど競走得点が上がり、いつも本線の先導役として責任あふれる走りが続く。今節は台風の目となるか注目。
古性 優作 大阪・29歳
鋭い踏み出しと伸びが戻った
東京五輪代表の脇本雄太に離れず、抜く。これをテーマに鍛え抜いてきた。セッティングに迷った年頭とは別人のように踏み出し、伸びが鋭い。7月福井から3場所続けて優勝と勝ち癖も戻る。近畿の名オールラウンダーが奮闘する。
佐藤 慎太郎 福島・43歳
2年連続GPへ厳しく攻める
昨年MVP男が2年連続のグランプリ出場へ正念場を迎えている。賞金ランクは出場圏内でも安泰でない。寛仁親王牌の前まで今年は優勝ゼロだけに、ここは勝ちたい。日ごろは機動型をガードする流儀だが、ここはシビアに抜き去るか注目。
菅田 壱道 宮城・34歳
勝負強さを発揮して今年4V
3月久留米G3を含めて今年4度優勝と勝負強い。その原動力は鋭いカマシとまくり。序盤で位置取りを誤れば、果敢に逃げてレースを支配する。要所の判断もいい。S級1班が増えて上昇一途の宮城のエースが、今節も見せ場を作る。
園田 匠 福岡・39歳
重いバンクで持ち味が生きる
しばしば強襲劇を見せる男にとって大好きな季節になった。風が強く、気温が下がってバンクが重くなれば、それだけで機動型は体力を消耗する。狭いところを突っ込むには腕の見せどころ。9月伊東G2共同通信社杯で決勝進出とレース勘もいい。
平原 康多 埼玉・38歳
2年ぶりVへ過密日程も何の
今年は4度も落車しながら、それでいて賞金ランクはグランプリ出場圏内。必ずや優勝戦線をにぎわわせるオールラウンダーが、4連勝した一昨年以来の大会制覇を目指す。関東のエースは、寛仁親王牌から中4日の過密ローテも、むしろ望むところだ。
松浦 悠士 広島・29歳
グランプリ初Vへ道筋つくる
今年は既にビッグタイトルを2度制し、賞金額は1億円を超えている。絶頂期に近づく今、今節のテーマはグランプリ初Vへの道筋づくりか。平原康多とのオールラウンダー対決を制し、佐藤慎太郎には差し込む余地を与えない。完封劇を見せる。
村上 博幸 京都・41歳
昨年覇者が真価を発揮するか
リズムを取り戻せるか。昨年10月のG1寛仁親王牌を制した勝負師が、腰痛や股関節痛などで切れを欠いている。かつての落車禍による弊害で体のしなりを失った。ただ、選手生命のピンチを切り抜けてきたのは事実。真価を示す。
吉澤 純平 茨城・35歳
ダッシュを高め自在性も体得
スピードスケートでバンクーバー五輪に出場したアスリートが充実期を迎えた。コロナ禍で開催中止が続いた春に練習法を見直し、脚力アップに成功。ダッシュを高め、自在性も身に付けた。関東のリードオフマンが今節も風を切っていく。
更新時期
毎開催(節)ごとに更新されます。