- 2015.12.30浅井康太選手(三重)がグランプリ初制覇!
競輪最大級のビッグレースであるKEIRINグランプリは、その年の特別競輪(GI)の覇者と 一定の条件を満たしたS級選手だけに出場の機会を与えられる。
そして、競輪でただ1つ「GP」のグレードが与えられるKEIRINグランプリは、 まさに競輪界最高峰に位置するレースであり、その優勝者は「グランプリレーサー」として称えられ、 覇者の名は競輪ファンの記憶と31回を数えるグランプリの記録に刻まれる。
トップ・オブ・ケイリンが降臨する瞬間を、京王閣競輪場で見届けて欲しい。
31回を数えるKEIRINグランプリの歴史の中で、京王閣競輪場での開催は2015年で5回目を数える。
3度目のグランプリを制した山田裕仁や、村上義弘が兄弟でのグランプリ制覇を果たしたのも、この京王閣である。
最高の舞台で繰り広げられた名勝負を映像で振り返りたい。
レースは後方待機の京都勢・稲垣裕之が先行、番手に村上義弘と続き、関東勢の武田豊樹が3番手に付ける体勢。終盤は捲りに出た平原康多を単騎の浅井康太(三重)が追い込み、差し切り勝ちで悲願のグランプリ初制覇を果たした。 8番手から捲り上げた新田祐大は一歩届かず2着となった。
着実に獲得賞金を積み上げ出場した村上義弘(京都)が成田和也と浅井康太との三つ巴の争いの末、 粘り強く捲ってグランプリ初優勝を果たした。 村上義弘はグランプリ直前の練習で落車事故に見舞われたものの、 兄弟でのグランプリ制覇と年間賞金王獲得という嬉しい快挙を果たした。
レースは3コーナーから捲くりを仕掛けた伏見俊昭と、4コーナーから必死に追い込む武田豊樹との三つ巴に。 外から伏見の捲くりに乗った海老根恵太(千葉)はゴール直前で武田を捕らえてそのままゴール。 際どいラストを制した海老根の優勝に場内が大きく揺れた。
賞金上位で初出場を果たした秋田の有坂直樹(秋田)は、最終ホームで佐藤慎太郎と手島慶介との攻防を鋭い中割りで差し切って優勝。 この回は吉岡稔真の引退レースという側面もあり、ファンにはひとつの時代の終焉と幕開けを感じさせる印象的な大一番となった。
京王閣競輪場での初のグランプリ開催となった第19回は、山田裕仁(岐阜)が差しきって3度目2年連続のグランプリ制覇をやってのけた。 山田裕仁は競輪祭、ダービーも2連覇を達成し、タイトルホルダーの称号を欲しいままにした。
一発勝負のKEIRINグランプリに出場できる9名はその年の特別競輪(GI)の覇者と
残りは賞金上位者から選出される。
シリーズ出場予定選手一覧
※ GP出場選手の通算成績は2015年11月23日現在、YGP及びガールズGP出場選手の通算成績は2015年12月10日現在のものです。